英国のエネルギー白書 -原子力を中心にー 概要紹介

2021年2月15日

英国政府は2020年12月14日、2050年までの温室効果ガス(GHG)排出量の実質ゼロ化に向けたエネルギー関連の取組に関する長期戦略を示したエネルギー白書を発表しました。

白書は、B. ジョンソン首相が2020年11月18日に公表した重要施策10項目を示した「グリーン産業革命に向けた10ポイント計画(The Ten Point Plan for a Green Industrial Revolution)」に基づき策定されたもので、政府が今後10年間に、新たなグリーン雇用を支援しつつ、産業、輸送、建物からの排出量を2億3,000万トン削減(750万台のガソリン車が道路上から消滅するのに相当)するための具体的な取組を提示しています。

電力部門においては電化の進捗により、2050年までに電力需要が倍増すると見られることから、洋上風力とともに原子力を重視する姿勢が鮮明に打ち出されています。具体的には、①大型炉建設、②小型モジュール炉(SMR)や先進モジュール炉(AMR)開発、③核融合技術、への支援を行うとしています。

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以 上

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