IAEA、クルスク原子力発電所でドローンが発見されたと報告、グロッシー事務局長が現地調査へ


クルスク原子力発電所ⒸRosenergoatom

◆IAEA、クルスク原子力発電所でドローンが発見されたと報告、グロッシー事務局長が現地調査へ(現地時間2024年8月22日)[仮訳]  

国際原子力機関(IAEA)は、ロシア政府からクルスク原子力発電所(KNPP)の敷地内でドローンの残骸が発見されたとの報告を受けた。

報告によると、ドローンは8月22日の早朝に制圧され、ドローンの破片はKNPPの使用済み燃料貯蔵施設から約100m離れた地点で発見された。

ラファエル・マリアーノ・グロッシーIAEA事務局長は、来週のKNPP訪問時に現場を実際に訪れ、評価する意向を示した。

グロッシー事務局長はKNPP訪問中、現地の状況を評価し、KNPPの原子力安全とセキュリティの状況を評価するために必要な、さらなる活動について協議する予定だ。

グロッシー事務局長は「原子力発電所付近での軍事活動は、原子力安全とセキュリティにとって重大なリスクだ。来週のKNPP訪問により、我々は状況をタイムリーかつ客観的に評価できるようになるだろう」と述べた。

https://www.iaea.org/newscenter/pressreleases/iaea-informed-of-drone-at-kursk-nuclear-power-plant-director-general-grossi-to-assess-site


※日本原子力産業協会は、ウクライナの原子力発電所及び都市名等の名称については、ウクライナ語および表記・発音に基づく以下の表記を使用します。
 フメルニツキー、リウネ、南ウクライナ、ザポリージャ、チョルノービリ(チェルノブイリ)、
 キーウ(キエフ)、ハリキウ(ハリコフ)

※ロシア軍によるチョルノービリ原子力発電所の占拠期間:2022年2月24日~2022年3月31日

 ロシア軍によるザポリージャ原子力発電所の占拠期間:2022年3月4日~

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