英国・世界原子力協会(WNA)による2021年版核燃料報告書の概要紹介

2021年11月4日

世界原子力協会(WNA)は9月8日、2040年までの世界の原子力発電設備容量と世界のウラン需給見通しを示した報告書「核燃料報告書―2021~40年までの需給可用性に関する世界のシナリオ―」 (The Nuclear Fuel Report――Global Scenarios for Demand and Supply Availability 2021-2040)を発表しました。そのなかで、世界の原子力発電設備容量は今後も増加傾向が継続し、中国をはじめとする多くの国々における急速なウラン需要の伸びにより、2040年までに現在の生産能力を少なくとも2倍にする必要があるとの見通しを示しています。
また報告書は、「将来のニーズを満たすための十分なウラン資源が存在することに疑う余地はないが、新たな生産能力への再投資のほか、休止、撤回されたプロジェクトの再開には、市場のリバランスが必要」と結論しています。

当協会はこのたび、WNAの許可を得て、報告書の概要およびエグゼクティブ・サマリー(日本語仮訳)をとりまとめましたので、ご参考いただければ幸いです。

以 上

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