第59回IAEA総会への参加(ブース展示、IAEA幹部との懇談)(2015.9.14~18)
日本ブースで原子力技術による世界や次世代への貢献を紹介
IAEA総会開催中の9月14日から18日まで、原産協会は、東芝、日立GEニュークリアエナジー、三菱重工業の3メーカーの協力の下、日本原子力研究開発機構(JAEA)、放射線医学研究所、東京電力と日本ブースを出展しました。今年の日本ブースは、「Life, Safety and Prosperity — From Fukushima, to the World and for Next Generation」をテーマとし、日本全体として、福島第一事故の経験を踏まえ、日本の原子力技術で世界や次世代に貢献していく姿をアピールしました。
ブースには、原子力利用主要国や新規導入国、その他各国政府代表団、IAEA職員・専門家等、5日間で延べ人数合計約1,100人が来訪しました。総会に日本政府代表として出席した岡芳明原子力委員長ら政府代表団一行や、天野之弥IAEA事務局長もブースに立ち寄り、福島第一事故の収束作業の状況や、安全性を高めた原子炉、高速増殖原型炉もんじゅ、大強度陽子加速器施設J-PARC、重粒子線がん治療、緊急被ばく医療等での国際貢献について展示説明を受けました。
服部特任フェロー、天野IAEA事務局長らと懇談
IAEA総会期間中、服部特任フェローは天野事務局長を始めとするIAEA幹部と懇談しました。IAEA幹部からは、日本の再稼働問題やエネルギーミックス、信頼回復の状況等に関心が示されました。また、九州電力川内1号機の再稼働について関係者の努力への敬意が表されました。
天野事務局長からは、今回総会に提出された福島第一事故報告書に関し、その内容や提言を日本だけでなく世界が共有すべきであるとし、同報告書の詳細説明について、要請があれば喜んで応じる考えであることが紹介されました。
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