【南アフリカ】南アフリカ原子力産業協会(NIASA)について(2008.4.17)
○設立総会 | 2007年11月6日 |
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○目的 | 南アフリカ原子力産業界の代表として、産業界(会員)共通の利益をまとめ、それを実現することである。 |
○活動 |
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○委員会 | 製造部門小委員会、教育小委員会、コミュニケーション小委員会 |
○主な会員 |
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○理 事 |
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○最近の主な活動 |
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○Website | www.niasa.co.za |
<参考>
- 南アフリカの原子力開発状況(1)エネルギー事情
南アの一次エネルギー供給構成(2004年)は、石炭(68%)、石油(19%)、再生可能エネルギー(8%)、原子力(3%)、ガス(2%)である。石油はほとんど輸入に頼っており、再生可能エネルギーは、バイオマスと自然エネルギーである。(2)運転中の原子力発電所
クバーク1号機(94.5万kW、PWR、仏フラマトム製)、1978年着工、1984年運開。
クバーク2号機(94.5万kW、PWR、仏フラマトム製)、1978年着工、1985年運開。(3)原子力発電所開発計画
南アは、2025年までに発電設備を8,000万kW(2004年の設備容量は3,900万kW)に増強する予定であるが、その内2,000万kWを新規原子力発電所で賄う予定である。その炉型は、軽水炉改良型と南アで開発を進めているPBMR(高温ガス炉)である。総発電量に占める原子力発電の割合を2025年までに現在の5%から30%にする予定である。(4)PBMR(Pebble Bed Modular Reactor)
PBMR炉は、原子炉から出る熱でヘリウムガスを高温に熱し、そのガスでタービン発電機を駆動させ、燃料には高温に強いセラミックス被覆の球状燃料(Pebble Bed)を用いている。この炉型は高温で使用することを前提とした材料を使い、炉心が溶ける心配が無い安全性が極めて高いものと言われている。南アでは、2008年に建設を開始し、2014年に運転を開始する予定である。 - 南アと日本原子力産業協会との交流(歴史)
S45年9月11日 南ア原子力委員長A.J.A.ルー博士が原産を訪問。
同博士が、日本の原子力事情視察のため来日し、日本のウラン資源関係者及び原子力関係者とウラン資源、濃縮問題について意見交換。S48年10月3日 南ア原子力委員長A.J.A.ルー博士が来日した際、我が国原子力産業界の首脳と南アのウラン濃縮プロジェクトに関し懇談。 H6年4月13日 第27回原産年次大会(於広島)
パネル討論「核兵器廃絶へ向けて-平和利用からのメッセージ」
パネリスト J.W.L.ディビリアス 南ア原子力公社総裁H9年8月27日 南ア国営電力会社(ESKOM)のド・ビア技術担当理事を団長とする代表団が原産を訪問。村田、森両副会長等と懇談し、南アが進めている高温ガス炉の概要を説明するとともに、同社を中心とするジョイントベンチャーを結成し研究開発をすすめていくことを説明。 H11年3月11日
~21日日本から南アへ視察団を派遣。目的は、南アと日本の相互理解を深め、原子力分野での今後の協力を進めるため。飯田原電会長が団長となり14名で訪問。原産は石塚事務局次長が参加。鉱物・エネルギー省、環境・観光省、ESKOM、NUFCOR(ウラン鉱山)、クバーク原子力発電所等を訪問。 H11年9月30日 飯田原電相談役、原産協会職員他がウィーンのIAEA総会に出席した際、ウィーンで南アESKOM社代表と懇談。 H14年4月24日 第35回原産年次大会(於さいたま)
講演「新型高温ガス炉の導入戦略-アフリカンルネッサンスへ向けて」
D.ニコルズ PBMR社長H19年7月31日 PBMR社ジュアブマンゲナ マネージャー他6名の南ア関係者が、南アでの原産協会設立に伴い、当協会の活動を調査に来訪。 H20年4月15日 第41回原産年次大会(於東京)
講演「人類の持続可能な発展と南アフリカの原子力発電計画」
アレックス ツェラ博士 南アフリカ原子力産業協会理事
(4月17日には、JAEA大洗のHTTR施設を訪問)
お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)