画像診断病診連携を強力サポート 東芝メディ

2015年7月10日

 東芝メディカルシステムズは7月9日、診療所と地域の中核病院をネットワークで結び、画像診断を介した病診連携をサポートする地域医療連携ソリューション「Healthcare@Cloud医用画像地域連携サービス」の提供開始を発表した。東芝の医療クラウドHealthcare@Cloudを用いた画像保存に加え、画像配信や検査予約などのサービスを地域中核病院向けに新しく提供し、7月末より販売を予定している。
 従来は診療所から地域の中核病院が保有するCTやMRIなどの医療機器を用いた検査を依頼する場合、電話またはFAXで予約依頼し、紙やフィルムまたはCD等のメディアで結果を返送するが、時間がかかり運用面での課題があった。今回の新サービスでは、検査および読影の実施後直ちに結果を依頼元の医療機関へ送ることができ、読影レポートや検査画像を手軽に参照できる。また検査の受け渡しは、国のガイドラインに対応する国内データセンタを利用して行い、検査の結果を暗号化する等のさまざまな技術対策およびISO27001/ISMSに基づいた運用管理で個人情報漏えいを防止している。さらに、検査を依頼する医療機関はインターネット経由で24時間365日いつでも予約でき、検査や診療の効率化、人材の有効活用、医療機器の稼働率の向上を図ることが可能となる。