伊方3号機、新規制基準に係る原子炉設置変更許可で愛媛県と伊方町より了解
四国電力は10月26日、愛媛県と伊方町より同日、新規制基準の施行に伴う伊方発電所3号機の原子炉設置変更許可について了解を受けたことを発表した。同社では、両自治体からの要請について十分留意するとともに、今後、伊方発電所のさらなる安全性・信頼性の向上に努め、一層の安全確保に万全を期していくとしている。
四国電力は2013年7月8日に、伊方3号機の新規制基準適合性に係る審査を原子力規制委員会に申請するとともに、これに伴い安全協定に基づき、愛媛県と伊方町に事前協議の申し入れを行っていた。規制委員会による審査を経て、2015年7月15日に原子炉設置変更許可取得に至り、その後、愛媛県では、独自の追加安全対策について知事による現地視察が行われ、議会の再稼働決議、原子力防災会議での首相による最終責任発言、経済産業相来県など、知事が最終判断の条件としていた「国の考え方」、「電力の取組姿勢」、「地元の理解」に関する動きが進展し、10月22日には伊方町長より県に対し、再稼働を容認する意向が伝えられたところだ。