原子力エネルギーに関する日仏委員会 １０月の日仏協力対話踏まえ連携
原子力エネルギーに関する日仏委員会第５回会合が１１月１０日と１１日、相川一俊外務省軍縮不拡散・科学部長とＤ．ヴェルヴェールド仏原子力・代替エネルギー庁（ＣＥＡ）長官の共同議長のもと、東京で開催された。
原子力エネルギー分野での日仏協力、特に高速炉、東京電力福島第一原子力発電所事故に関連した廃炉、除染および環境調査、核燃料サイクル施設におけるバックエンド事業ならびに第三国における高い安全性を有する原子炉を引き渡すための産業協力の各分野での進捗について検討した。また、両国の原子力エネルギー政策および両国間の原子力安全協力についても情報交換を行った。１０月５日に両国首相が東京で行った原子力エネルギー分野における日仏協力に関するハイレベル対話での要請を踏まえるとともに、原子力発電の国際的な発展を認識し、最高水準の安全性、セキュリティおよび核不拡散の下での世界的な原子力エネルギー開発ならびに原子力関連技術の展開に向けた日仏協力強化のため、輸出管理や知的財産保護を含めた政策について連携することで一致した。
次回会合は、２０１６年にフランスで開催される予定。