FNCA大臣級会合 15周年迎え気候変動と原子力技術の役割について議論
第16回アジア原子力協力フォーラム(FNCA)大臣級会合が12月8日に都内で開催され、11か国からの代表者(中国は欠席)が出席した。日本からは島尻安伊子内閣府特命担当大臣(科学技術政策)の他に、松本文明内閣府副大臣、岡芳明原子力委員長、阿部信泰原子力委員、中西友子原子力委員、和田智明FNCA日本コーディネーターが出席した。
島尻大臣は開会および歓迎の挨拶で、FNCAでの議論を通じて原子力利用の知識と経験を共有し、福島第一原子力発電所事故で学んだ教訓を踏まえて、地域の原子力安全向上に努めていくことを求めた。
開会セッションでは、これまでの上級行政官会合の場で、今回の大臣級会合でのテーマを「気候変動と原子力技術の役割」とすることで合意したことが報告された。また、FNCAでの15年の成果を振り返り、地域の必要性や優先度に合わせたテーマを再検討してFNCAを見直すことを大臣級会合に提案した。