規制委、職員の自己研さんを図る「奨励表彰」第1回を発表
原子力規制委員会は12月9日、同委職員の自己研さんを喚起することを目的として創設した「奨励表彰」の対象者計18名を発表した。
職員の人材育成に係る施策体系の一つとして、2015年度より規制委員会が独自に設けた「奨励表彰」は、「模範職員表彰」、「論文表彰」、「研修受講表彰」、「研修講師表彰」、「国家試験表彰」、「英語能力表彰」の6種類があり、毎年、各部門について優れた業績・功労のあった職員を称えるもので、今回が第1回目となる。
このほど、13名が選ばれた「模範職員表彰」の一人となった市川涼子氏は、新規制基準審査に係る重要な職務に携わる一方で、母親として子育て・家事をこなしており、高いレベルのワークライフバランスが、他の職員の模範となるものとして評価された。
また、今回、「国家試験表彰」にただ一人選ばれた村上玄氏は、原子炉主任技術者と核燃料取扱主任者の両試験に合格したことが、原子力規制行政の実施に当たり有意義な複数の資格取得として評価された。
この他、「永年勤続表彰」も計19名(30年表彰11名、20年表彰8名、前身の原子力安全基盤機構などの勤務期間も含む)発表されており、「奨励表彰」と合わせて表彰式が12月15日に行われる。