日立GE 英国ウィルファ原子力発電所新設計画のサプライヤー向け説明会開催
日立GEニュークリア・エナジーは1月25日、英国ウェールズ地方に新設するウィルファ原子力発電所計画に関する「サプライヤーズ・フォーラム」を東京の駐日英国大使館で開催した。同フォーラムは、英国政府が日英パートナーシップ促進をめざすキャンペーン「Innovation is Great~英国と創る未来」の一環で、ウィルファ原子力発電所新設計画への参画が期待される日本国内のサプライヤーに対し、英国の原子力市場の将来性や同計画についての理解向上を図ることを目的としたもの。電機、ポンプ、空調などを取り扱うメーカーやゼネコンなどの企業約40社から約100名のほか、T.ヒッチンズ駐日英国大使や英国政府幹部も出席した。
ウィルファ原子力発電所新設計画は、英国のホライズン・ニュークリア・パワー社が2020年代前半の運転開始をめざし、ウェールズ北西岸に接するアングルシー島のウィルファ・ニューウィッドで開発を進めている原子力発電所建設プロジェクトで、日立GE製の改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)を建設する。今回のフォーラムでは、ウィルファ原子力発電所新設計画の概要や、英国のエネルギー政策における原子力発電の重要性などが説明され、建設予定地ウェールズの日本企業への期待も述べられた。
日立GEとホライズン社は、2013年5月にグロスター、2015年7月にウェールズでウィルファ原子力発電所新設計画や必要とする品質および規格・基準などの調達方針を説明するサプライヤーイベントを開催しているが、日本で開催されるのは今回が初めてとなる。