FNCA コーディネーター会合およびスタディ・パネルが3月に開催
原子力委員会は2月25日、第17回アジア原子力協力フォーラム(FNCA) コーディネーター会合を3月8日と9日、FNCA「2016スタディ・パネル」を3月10日、それぞれ都内で開催すると発表した。
コーディネーター会合では、10のプロジェクトの活動成果について報告があるほか、2015年12月のFNCA大臣級会合のフォローアップとして、気候変動関連に関するアクションとFNCAのあり方についての議論が行われる。オーストラリア、バングラデシュ、中国、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、フィリピン、タイ、ベトナム各国に加え、経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)や国際原子力機関(IAEA)などが参加する。日本からは岡芳明原子力委員会委員長、阿部信泰原子力委員、中西友子原子力委員、中西宏典内閣府大臣官房審議官、和田智明FNCA日本コーディネーター他が出席する。
スタディ・パネルでは、阿部原子力委員が会合議長を務め、参加各国が共通の課題とするステークホルダー・インボルブメントを取り上げ、「原子力への信頼性とステークホルダーの参加、一般社会とのコミュニケーション」をテーマとした発表と議論を行う。セッションでは、新潟県や福井県、オーストラリアでの事例などが語られるほか、九州電力からスピーカーを招き、ステークホルダー間に形成された信頼の再確認についての特別セッションを行う。