佐伯四国電力社長 今週中にも伊方3号機の工事計画認可補正申請書提出
佐伯勇人四国電力社長は2月29日の定例記者会見で、伊方3号機の審査状況について説明した。
同機の新規制基準適合性審査は2015年7月に原子炉設置変更許可に至っているが、残る工事計画認可および保安規定変更認可に関し、これまでの原子力規制委員会による審査を通じて、工事計画認可申請の計画内容については概ね了解を得ており、今週中にも同委に記載内容の充実や文書等の表現修正など審査内容を反映した最終的な補正書を提出できるとの見解を示した。
佐伯社長は2016年の年頭会見で「今年こそ、何としても伊方3号機の再稼働を成し遂げたい」との考えを示している。
また、域外販売の取り組みについて、現在既に自由化対象である高圧分野で首都圏エリアを中心に個別に料金提案などの営業活動を進めているほか、小売全面自由化がスタートする本年4月以降に向け2月23日に首都圏および関西圏エリア対象とする料金メニューを公表したことにも触れた。