関西電力、高浜3、4号の再稼働禁止仮処分決定に対し「速やかに不服申し立て」
関西電力は3月9日、大津地方裁判所が同日、同社の高浜3、4号機に関する再稼働禁止の仮処分決定を行ったことに対し、本決定に従い運転中の3号機を停止するとし、「速やかに不服申し立ての手続きを行い、早期に仮処分命令を取り消してもらうよう、高浜3、4号機の安全性の主張・立証に全力を尽くす」とのコメントを発表した。
高浜3、4号機は2015年2月、原子力規制委員会による新規制基準適合性審査をそろってクリアした後、3号機は2015年2月26日に本格運転復帰し、4号機も同日原子炉起動となったがトラブルにより2月29日に停止しており、関西電力は3月9日に原因と対策に関する報告書を規制委に提出したところだ。
両機については、2015年4月にも福井地裁で運転差止の仮処分決定がなされているが、同年12月にこれを取り消す決定がなされている。