川俣シルク 震災復興協力で近畿大学がパッケージをデザイン

2016年3月25日

KawamataSilk

パニュエロ新パッケージⓒ近畿大学

 福島県川俣町の高級シルクストールブランド「川俣シルクファクトリーパニュエロ」の、近畿大学がデザインを手がけた新パッケージ版が3月24日、福島県内の店舗やインターネットなどで販売を開始した。
 川俣町は、絹織物の産地として約1,300年の歴史を持つ福島の養蚕・機織業発祥の地。近年その質の高さが再認識され、欧州をはじめとして世界各国で再び注目を浴びている。近畿大学は、川俣町の「震災復興アドバイザー」を務めており、同大学の建学の精神である「実学教育」の実践と、震災風化防止、地方創生を目的として今回の企画を実施している。
 今回の企画は、近畿大学の「“オール近大”川俣町復興支援プロジェクト」によるもので、「川俣シルクファクトリーパニュエロ」を製造・販売する川俣町の絹織物会社「斎脩絹織物」と、安起瑩近畿大学文芸学部芸術学科准教授およびそのゼミ生で、新パッケージの打ち合わせを重ねて完成させた。繭をイメージしたパッケージに、ブランドロゴと近畿大学の学園章を融合させて互いの絆を表現したラベルを巻き、高級感あるデザインに仕上げている。