春の叙勲、元米国NRC委員長のメザーブ氏が旭日重光章

2016年5月2日

 政府は4月29日付で、春の叙勲受章者を発表した。
 原子力関連では、旭日重光章を元米国原子力規制委員会(NRC)委員長のリチャード・アンドリュー・メザーブ氏が受章した。1999年10月~2003年3月にNRC委員長を務めたメザーブ氏は、現在、日本の原子力規制委員会のアドバイザーや電力中央研究所原子力リスク研究センターの顧問として、福島第一原子力発電所事故後の原子力安全向上に向け助言を行っているほか、海外では新興国の原子力導入プログラムに関する諮問グループに参画するなど、広く活躍している。
 この他、旭日重光章を、日仏間の科学技術・産業分野での関係強化に寄与したとして、元フランス原子力庁長官のパスカル・コロンバニ氏が、旭日中綬章を、日露間の学術交流促進への貢献を称え、国立科学センタークルチャトフ研究所名誉総裁のエヴゲーニー・パーヴロヴィチ・ヴェリホフ氏がそれぞれ受章した。