英国ウィルヴァ・ニューイッド・プロジェクトに日立など3社のコンソーシアムが指名
日立製作所の子会社、英国のホライズン・ニュークリア・パワー社は5月20日、2020年代前半の運転開始を目指し、英国アングルシー島のウィルヴァ・ニューイッドで開発を進める原子力発電所の新規建設プロジェクトに関して、エンジニアリング・資材調達・建設(EPC)契約締結までのエンジニアリング業務を遂行するサプライヤーとして、日立・ニュークリア・エナジー・ヨーロッパ社(HNE)、ベクテル社、日揮で構成する国際的なコンソーシアムを指名したと発表した。
このコンソーシアムの名称は、「メンター・ニューウィッド」で、ウェールズ語で「新しいベンチャー」を意味し、約50年にわたりBWRに携わってきたHNE、世界最大級の建設会社であるベクテル社、高い専門知識とグローバル市場で培ってきた豊富なEPC経験を持つ日揮の3社が協働して、ホライズン社の監督のもと、ウィルヴァ・ニューイッドでの原子力発電所建設を担うこととなる。
今回の決定を受け、ホライズン社CEOのダンカン・ホーソーン氏は、「本プロジェクトは、英国におけるエネルギーギャップを埋めるとともに、今後数十年にわたって北ウェールズの地域経済を押し上げるために不可欠なものとなるだろう」と、プロジェクトの進展に期待を寄せている。