原産協会プレスブリーフィング 国内外で活躍できる若手の育成に理解求める
高橋明男原産協会理事長は5月26日、メディアを対象にブリーフィングを行った。
理事長メッセージとして5月16日に発出した「グローバルに活躍できる原子力若手技術者・研究者の育成に向けて」に関し、原産協会の取り組みであるJapan-IAEA Joint原子力エネルギーマネジメントスクール日本開催および世界原子力大学・夏季研修(WNU-SI)への日本人参加支援について紹介した。英語力はもとより、各国からの受講者との議論や国際的な人的ネットワークの構築などを通じ、グローバルな視野を持った国内外で活躍できる若手リーダーを育成していくことの意義について理解を求めた。
質疑応答で、再処理等拠出金法案が成立した件に関しては、「各事業者はこれまでも強い責任感のもとサイクル事業に取り組んできており、法案の趣旨を活かして問題ないようしっかり運用してほしい」と語った。また、各業界で検査の不正が相次いでいることに対する件については、「仕組みとして不正を防いでいくことが大切」との意見を述べた。