第25回東芝グループ環境展開催、原子力安全向上に関する技術展示も
東芝は6月9日と10日、同社グループの最新の環境調和型製品、環境負荷低減に向けた活動などを一般展示する「第25回東芝グループ環境展」を、東芝川崎スマートコミュニティセンターで開催する。環境経営の深耕を図るために導入したコンセプト「T-COMPASS」で、対応すべき課題として掲げる、「資源消費の最小化」、「エネルギー・気候変動問題への対応」、「水資源消費の最小化」、「化学物質リスクの最小化」の4領域について、東芝グループの取り組みがどの課題領域に対して最も貢献しているのかなどを、わかりやすく紹介するのがねらい。
会場は、「全体方針/施策」、「エネルギー」、「社会インフラ」、「ストレージ」、「環境マネジメント」の5つのゾーンに分かれ、計45テーマにのぼる展示内容とともに、環境展開催25回を記念して当社の環境活動の軌跡を辿る特別コーナーも設けられている。「エネルギー」のゾーンでは、ゼロエミッション火力発電や原子力発電所の安全性を高める新たな技術、水力・地熱などの再生可能エネルギーを用いた発電技術に加え、次世代直流送電システムや自立型水素エネルギー供給システムなどを紹介する。
同社では、環境経営を「環境の視点が企業経営のあらゆるステージにビルトインされ、活動や製品・サービスを通して世の中の環境負荷低減に貢献している経営」と定義しており、環境経営の長期ビジョンとして、「地球と調和した人類の豊かな生活」を2050年までに実現すべき“あるべき姿”と考え、その実現に向けた「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定している。
「第25回東芝グループ環境展」の詳細は、特設サイト(http://www.toshiba.co.jp/env/jp/communication/2016/exh/kankyouten2016_j.htm)参照。