東京電力と東北電力が原子力災害時の相互協力で基本合意締結

2016年9月16日

 東京電力と東北電力は9月15日、原子力災害時の相互協力に関する基本合意を締結した。両社の地理的近接性を活かし、万一原子力災害が発生した場合に、避難支援が迅速かつ的確に行われるよう、緊急時モニタリングや避難退避時検査を速やかに開始するなど、即応性を高め、地域住民の安全確保に貢献するよう相互に協力することで基本合意に至ったもの。
 西日本の電力では、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力による原子力災害対応や廃炉などに関する相互協力協定が4月に締結され、さらに、8月にはこれに北陸電力が参加し計5社による協定締結に至ったところだ。