合同企業説明会「PAI 原子力産業セミナー2018」 3月に東京と大阪で開催
原産協会は1月24日、3月に東京と大阪で開催予定の合同企業説明会「PAI 原子力産業セミナー2018」に先立ち、東京会場にブース出展する企業・機関への事前説明会を行った。同セミナーは、原産協会が2006年度より毎年行っており、就職を希望する学生たちと原子力関連企業が直接交流できる場となっている。今回は、60万人以上の学生が登録する就職情報サイト「リクナビ」とも連携し、リクナビに登録している学生への周知や、大学へのポスター配布・訪問説明、原子力人材育成ネットワークによる周知に加え、12月に東京と大阪でプレイベントを開催するなど、学生へのプロモーション活動を積極的に展開している。参加予定の企業・機関数は、延べ58ブース(東京36ブース、大阪22ブース)で、福島第一原子力発電所事故の影響で落ち込みを見せた2011年度以降では最多となった。関連企業・団体の人材確保への強いニーズを反映したものである。
24日の事前説明会では、「リクナビ」が出展者に向け、学生の興味喚起に効果的な展示方法のアイディアなどを紹介し、出席した各企業・機関の担当者らは熱心に聞き入っていた。
原産セミナーは、3月4日に東京・秋葉原UDXビルAKIBA SQUAREで、3月11日に大阪・梅田スカイビルアウラホールで、それぞれ午前9時半から午後4時半まで行われる。会場では、参加企業がPRを行う企業紹介ブースのほか、採用パンフレット等を配布できる資料コーナー、デモンストレーションの実演も行える展示コーナー、学生と企業が直接会話できるコミュニケーションコーナーなどが配置され、3社以上のブースを訪問した学生にクオカードを進呈するスタンプラリーも開催される。
現在特設HPから原産セミナー2018参加学生のエントリーを受け付けている。同HPでは、エネルギー、医療、科学の第一線で活躍する有識者が見る「原子力の世界」、諸先輩たちが原子力産業界を選んだ理由や胸に抱く使命感など、実際に業界で活躍する若手の声なども紹介されている。