原産協会プレスブリーフィング PAI原産セミナー開催告知
高橋明男原産協会理事長は2月22日、メディアを対象に定例のブリーフィングを行った。
高橋理事長は、原子力をとりまく最近のニュースとして、東芝決算見通し、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部調査進捗、大飯原子力発電所3、4号機の審査書了承、柏崎刈羽原子力発電所の免震重要棟の耐震不足問題などに言及。東芝に対しては、「電力設備だけでなく、日本を牽引してきたメーカーであり、国内の原子力発電所も13基が東芝製。これから再稼働を控え、メンテナンスの面でも期待をしている。財政基盤をしっかりして是非貢献してほしい」とエールを送った。
また、3月4日に東京で、3月11日に大阪で行われる学生向け合同企業説明会「PAI原子力産業セミナー2018」の開催について紹介した。
その後の質疑応答部分で高橋理事長は、原子力企業の海外進出について、各社すでに海外での実績があり、海外からの日本の技術や人材育成についての期待には応えていかなければならないと力を込めた。また、日本の品質や管理面での評価は高いことも強調した。ウェスチングハウス(WH)社製AP1000初号機の建設が遅延していることに関しては、1度経験を積めば知恵がつき、うまくいくのではないかと述べた。