福島第一、3号機使用済み燃料プール取り出しに向けドーム屋根設置進む

3つのユニット設置が完了ⓒ東京電力
使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けては、7月より3号機で開始したドーム屋根設置作業で、3つ目のユニット設置が10月17日に完了し、現在、4つ目の設置作業が進められているところだ。燃料取り出し用カバーとなるドーム屋根は全8ユニットで構成される。今後、11月上旬から、ドーム屋根下に燃料取扱機およびクレーンを設置する作業が予定されている。1号機では、がれき撤去時のダスト飛散を抑制する防風フェンスを設置するための柱と梁の取り付けが10月26日に完了した。使用済み燃料プールからの燃料取り出し開始は、3号機が2018年度中頃、1、2号機が2023年度目処としている。

遠隔水抜装置ⓒ東京電力