昨年度の福島県産農産物の輸出量が過去最高の210トンに、知事「もっと多くの国々に」

福島県発表資料より引用
会見で内堀知事は、「県産農産物の安全対策が評価され、品質、おいしさともに見直されたことが、今回の記録更新につながった」としている。一方で、「未だ福島の風評被害は現在進行形」などと、厳しい現状認識を改めて示し、「品質の高さ、おいしさ、安全性をもっと多くの国々に発信し輸出を増やしていきたい」と、さらなる販路拡大に意欲を見せた。
農林水産省が3月末に発表した2017年度の福島県産農産物の流通実態調査結果によると、例えば、猪苗代町産の米では、「冷めても粒がしっかりしている」という特長を活かし、寿司用の米として、欧州や中東の見本市に出品するなど、輸出拡大を目指す生産者による取組が紹介されている。「究極のすし米」をうたって売り込んだ結果、アラブ首長国連邦では「日本産高級米」として店先に並ぶようになったとしている。