玄海4号機が6年半ぶりに発電再開

2018年6月19日

 九州電力の玄海原子力発電所4号機(PWR、118万kW)が6月19日午後2時、6年半ぶりに発電を再開した。同機は、起動工程を進めていた5月初旬に一次冷却材ポンプで不具合が発生し、点検・復旧のため当初予定より再稼働が遅れ、6月16日に原子炉起動となった。発電再開後、プラント状態を確認しながら出力を徐々に上昇させ、7月中旬にも原子力規制委員会の最終検査を経て通常運転に復帰する見込み。
 九州電力では、川内1、2号機が2015年に先陣を切って新規制基準をクリアし再稼働しているほか、玄海4号機とともに審査が進められた玄海3号機も2018年3月に7年3か月ぶりに発電を再開したところだ。