Japan-IAEA原子力マネジメントスクール開講、各国若手人材の育成を目指す

岡原子力委員長の講義の模様
カリキュラムは8月2日までの約3週間にわたり、7月20日まではエネルギー戦略、核不拡散、安全文化、廃止措置他に関する講義を中心に行い、23~27日には場所を福島に移し、福島第一、第二原子力発電所や楢葉遠隔技術開発センターの見学、福島工業高専生との交流などを予定している。30日には再び東京へ戻り、シナリオ・プランニングによるグループ討論やプレゼンテーションを通じ、これまでの学習内容を総括した上で、修了証の授与となる。
開講式では、IAEA、東京大学工学部他からの歓迎挨拶に続き、来賓として訪れた文部科学省審議官の増子宏氏は、原子力人材育成の重要性を述べ、新規制基準をクリアした近畿大学や京都大学の研究炉の活用や世界の人的ネットワーク構築に言及した。

東大弥生講堂アネックスをバックに記念撮影
開講式に続き、記念撮影が行われた後、岡芳明原子力委員長による講義でマネジメントスクールの3週間の課程がスタートした。