NUMO夏休み親子参加型体験イベント、今年も開催
原子力発電環境整備機構(NUMO)は2018年度も夏休み期間中の親子参加型体験イベントを開催している。8月は、1、2日の経済産業省「こども霞が関見学デー」に続き、14~16日には東京国際フォーラムの夏休みイベント「丸の内キッズジャンボリー」(=写真上)に参加し、高レベル放射性廃棄物地層処分に関する展示などを行った。
「丸の内キッズジャンボリー」は、「子供たちへ、未来の夢を育む感動・発見・驚きを届けたい」をコンセプトに2007年から毎年開催されている体験型イベントで、ホール内と屋外広場とを合わせ、様々な展示・アトラクションが行われ約10万人の来場者を集めている。
今回、NUMOは「みんな知ってる? 原子力発電のごみの話」と題し、映像やクイズを通じ、原子力発電に伴う高レベル放射性廃棄物の発生や地層処分の必要性について紹介した。子供たちに十分理解を深めてもらえるよう、NUMOは、地層処分についてわかりやすく説明したノート(=写真下)を土産として手渡しながら質問に答えるなどした。
ブース内には、地層処分に関する科学的適性を色分けした「科学的特性マップ」も掲示され、子供たちがクイズに興じる間、大人からは「これはどういう地図なの?」と、関心を示す声も多く寄せられ、NUMOの広報担当者は、「処分事業が進められるのは、ご一緒のお子さんやお孫さんの世代となるということで関心も高いのでは」と話している。今回の「丸の内キッズジャンボリー」で、NUMOブースへの来場者は、会期中計5,000人程度が見込まれている。
NUMOでは、これ以外にも、夏休み期間中の次世代層向け理解活動として、日本原子力学会主催の「原子力オープンスクール」への出展、地層処分模型展示車「ジオ・ミライ号」の全国巡回などを行うほか、自由研究にも利用でき親子で学べる特設サイト「夏休み大作戦2018」を開設している。