福島県がオリジナルの新品種米育成へ、高品質のトップブランド化を目指す
福島県は9月19日、トップブランド米としての流通を見込む県オリジナルの新品種水稲の育成に取り組むことを発表した。2021年秋の本格デビューを目指し、福島県産米全体のイメージと価格をリードする高品質米として位置付けていく。
福島県産米の価格水準は14,676~15,400円(7月現在の60kg当たり2017年産米相対取引価格)だが、他道県では、「山形つや姫」、「北海道ゆめぴりか」など、10年程度をかけて開発した17,000円(同)を超す高級米が作られており贈答用としても出回っている。福島県では、新品種を2021年度の本格デビューから3年程度で、これらに遜色のない少量生産・高価格のブランド米として、県産米の頂点に定着させる考えだ。