【短信】伊方3号機運転再開へ、運転差止仮処分命令取り消し

2018年9月25日

 広島高裁は9月25日、四国電力伊方発電所3号機の運転差止仮処分命令を取り消す決定を行った。四国電力では2017年12月、同裁判所による運転差止めを命じる決定に対し異議申立てを行っており、今回の決定は、「伊方3号機の安全性は確保されている」とする同社の主張が認められたこととなる。四国電力では、安全を最優先に伊方3号機の運転再開に向けた準備を進めていくとしている。同機は、2017年10月に定期検査に伴い停止しており、今後、順調に作業が進捗すれば、10月27日に原子炉を起動し、同30日に約1年ぶりの発電再開となる見込み。
 伊方3号機は、2015年7月に原子力規制委員会の新規制基準をクリアした後、2016年8月に再稼働している。

四国電力発表資料