【短信】三菱重工:英国ヒンクリーポイントC向けポンプ34台を受注

2019年1月31日

 英国のウェア・エンジニアリング・サービス社(以下WES)は、ニュークリア・ニュービルド社(以下NNB。英国最大の発電事業者であるEDFエナジー社の傘下企業)から、ヒンクリーポイントC原子力発電所の1、2号機向けとして、三菱重工業製の原子力発電所向けポンプ5機種34台(*)を受注した。
 (*)同ポンプは、英国が25年ぶりに建設する出力計320万kW級の大規模原子力発電所を支える重要な回転機器。ヒンクリーポイントC原子力発電所の炉型には出力各160万kW級の欧州加圧水型炉(EPR)が採用され、1号機の運転開始は2025年(予定)。
 今回の原子力発電所向けポンプは、WESがプロジェクト管理、モーターの調達、工場試験、現地据付指導を手掛け、三菱重工はWESから発注を受け、ポンプの設計・製作を担当する。
 英国エンジニアリング大手ウェア・グループのWESと三菱重工が、2010年5月以来、原子力発電所向けポンプの供給・メンテナンスで協業関係にあることから、今回のスキームが成立したもの。

三菱重工発表資料