東芝、原子力で培った「レーザピーニング」で新たなソリューション展開
東芝エネルギーシステムズは、原子力発電所における原子炉内の機器の損傷対策の一環で開発したレーザピーニング技術を、他の産業への活用に向けてPRするために、2月6日~8日に東京ビッグサイトにて開催の機械要素技術展に出展した。(詳細はこちらを)
レーザピーニングは、金属材料の引張残留応力を圧縮残留応力に改善する技術であり、同社では高経年化プラントの課題のひとつである応力腐食割れ(Stress Corrosion Cracking、SCC)の防止に活用し、多数の実績を重ねてきた。同技術による表面残留応力の改善効果は、疲労強度の向上にも効果があることから、航空や自動車等の産業においても設計裕度拡大・長寿命化・小型軽量化が期待され、活用が見込まれる。
今後、幅広い顧客からの要望に応えるべく、最適な施工条件の選定・提案、及び装置の設計・製造からメンテナンスまで、充実したサポート体制で対応することとしている。