原子力文化財団が携帯型の防災パンフレット、原子力災害時のポイントをピックアップ

2019年2月26日

 日本原子力文化財団はこのほど、財布や手帳に入れて常時携帯可能な名刺サイズの原子力防災パンフレット「原子力災害が起こったら ~その時、あわてずに行動するために~」(無料)を制作した。蛇腹折りタイプ・全18ページ(裏表)で、原子力災害発生時における放射性物質からの身の守り方、屋内退避・避難などに関するポイントを簡潔に説明しているほか、他の自然災害にも対応できるよう所持者自身が避難先、家族の連絡先、持ち出し品(チェックリスト)を書き込むこともできる。
 同財団では2018年2月にも、「避難するタイミング」など、原子力災害発生時の適切な行動についてクイズ形式で説明したA4判カラーパンフレット「原子力発電所で事故が起こったら ~紙上シミュレーション~」を制作している。今回の携帯型パンフレットは、「説明するときにポイントが整理されたパンフレットがあると便利」といった自治体や学校からの要望に応え、主に文字情報での要点説明に絞りコンパクトにまとめたもの。この他にも、原子力防災シミュレーション「5分でわかる体験シナリオ」もウェブサイトで公開されている。
 パンフレットの申込み・問合せは、日本原子力文化財団ホームページもしくは同財団企画部(電話03-6891-1572)まで。

パンフレット表面


 

パンフレット裏面