福島第一4号機、燃料取出し・移送作業完了
東京電力福島第一原子力発電所4号機で行われていた使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業で、22日に、新燃料も含めたすべての燃料1535体の移動作業が完了した。
4号機では、他号機に先立ち、13年11月より燃料取り出し作業が開始され、使用済み燃料1331体については、既に14年11月、別建屋の共用プールへの移送が完了しており、このほど、燃料プール内に保管されていた新燃料のうち、180体が6号機使用済み燃料プールに移送されて作業完了となった。
これを受けて、東京電力の廣瀬直己社長は、地元の理解を得て作業が進められたことへの謝意を述べた上で、「今後は放射線量が高く、さらに厳しい状況下である1、2、3号機の燃料取り出しとなるが、4号機で得た経験を活かしていく」とするコメントを発表した。