もうひとつ先の私たちへ。-24富岡町のいま2 未来へとつながれひろがれ富岡町
富岡町は、2017年4月1日の「居住制限区域」および「避難指示解除準備区域」の避難指示解除によって、JR夜ノ森駅の東側(町内北東部)の帰還困難区域を除く地域への帰還が開始され、役場機能も町内での業務を再開しました。
町内で生活する町民は、全町民の約6%である791名552世帯(2018年10月1日現在)とまだ少ないものの、廃炉国際共同研究センター国際共同研究棟(2017年4月開所)やふたば医療センター附属病院(2018年4月開院)をはじめ、JR富岡駅や「さくらモールとみおか」を中心として着々と復興に向けた取り組みが進められています。
町の総面積の約15%を占める帰還困難区域についても、夜の森・大菅地区約390ヘクタールを「特定復興再生拠点区域として、2018年7月より除染作業が行われています。特に、桜の名所である夜の森地区を「人と桜の共生ゾーン」として復興拠点の核と位置付け、2019年度末までの避難指示解除を目標としています。
町内で生活する町民は、全町民の約6%である791名552世帯(2018年10月1日現在)とまだ少ないものの、廃炉国際共同研究センター国際共同研究棟(2017年4月開所)やふたば医療センター附属病院(2018年4月開院)をはじめ、JR富岡駅や「さくらモールとみおか」を中心として着々と復興に向けた取り組みが進められています。
町の総面積の約15%を占める帰還困難区域についても、夜の森・大菅地区約390ヘクタールを「特定復興再生拠点区域として、2018年7月より除染作業が行われています。特に、桜の名所である夜の森地区を「人と桜の共生ゾーン」として復興拠点の核と位置付け、2019年度末までの避難指示解除を目標としています。
富岡駅
2017年10月にJR常磐線の竜田駅~富岡駅間の運転が再開され、富岡駅舎も新しく生まれ変わりました。現在不通となっている富岡駅~浪江駅間の2019年度末までの運転再開に合わせて、夜ノ森駅も再開される予定です。
駅前ロータリーの整備も進められており、2018年4月には富岡町と川内村をつなぐ広域幹線バスの運行も再開されました。
KINONE
駅舎となりには、「さくらステーションKINONE」も新設されました。店内での食事も可能なコンビニ・お食事処のお店です。
KINONE:https://www.nre.co.jp/shop/tabid/221/brnid/107/Default.aspx
富岡ホテル
富岡駅の再開に合わせ、駅前にビジネスホテルも開業しています。館内は木の風合いを生かした落ち着いたデザインで、福島県産の食材と田舎の味にこだわった食事を提供しています。
さくらモールとみおか
2017年3月に全面オープンした複合商業施設「さくらモールとみおか」には、スーパーやホームセンターなどが入居しているほか、地元事業者による飲食店も併設されています。さくらモールは、町のにぎわいの拠点となっています。
災害公営住宅
2017年3月には、さくらモール近くに戸建ての曲田第1団地が完成しました。2LDKタイプの平屋51戸と3LDKタイプの2階建て13戸の計64戸で、集会所や遊歩道も設けられています。
町内には、集合型の曲田第2団地(3階建て40戸)、栄町団地(4階建て50戸)も整備されています。
photo & text:加藤芽久美