原電・東海2号機、2011年度に5%の出力向上
日本原子力発電は5月15日、09年度の「東海発電所、東海第二発電所の事業計画」を発表、東海第二では、5%出力向上の本年度内の許認可手続きを明記した。
東海第二発電所の運転計画では、9月上旬から約6か月間の定期検査を見通し、定検中は、給水加熱器の取替などを実施する予定だ。国内商業炉で初の事例となる出力向上に関しては、原子炉出力と電気出力の5%向上の技術的な見通しを踏まえ、年度内の許認可手続き、11年度の実施を目指して、必要な高圧タービン改造等の工事実施に向け検討を進めることとしている。