東芝、磯子エンジニアリングセンター新棟完成
東芝は原子力事業をグローバル展開する中核拠点として、横浜事業所内に世界最新鋭の「磯子エンジニアリングセンター新棟」(IEC‐?=写真)を完成、11月2日に完成披露式典を行い稼働した。
IEC新棟は昨年10月に着工、鉄骨造五階建、延床面積約2万2000平方m。急激な世界金融不況の直撃を受けながらも原子力を戦略事業と位置付け設備類含め100億円を投資、エンジニアリングの品質・信頼性向上に取り組む。特に、非常時のライフラインを確保するため大地震にも耐え、事業の継続性(BCP)を確保できるよう最新の免震構造を採用。
また、24時間体制でグローバルなエンジニアリングを実現するため、設計を立体視できる3D‐CADシステムや世界最高速レベルの通信ネットワーク、最新のセキュリティー・システムなどを装備、エンジニアリング・インフラを強化した。さらに、照明人感センサーなど多くのエコ技術を採用し消費電力とCO2発生量を従来比約3割削減した。