食品規格部会 食品照射で報告 知見収集さらに要請

2010年5月20日

厚生労働省の薬事・食品衛生審議会の食品衛生分科会食品規格部会(部会長=大前和幸・慶応義塾大学医学部教授)が18日、厚労省で開かれ、「食品への放射線照射についての科学的知見に関する調査結果について」が報告された。


同部会の今後の方針では、科学的知見が不足しているとされる照射食品中の放射線特異的分解生成物のアルキルシクロブタノンの生成量、推定暴露量、毒性(特に遺伝毒性、発がんプロモーション作用)について、関係者に情報収集を要請すると共に、原子力委員会に対し、国民との相互理解を一層進めるためのさらなる取組を要請することが、了承された。


厚労省で開かれた食品規格部会

食品規格部会 食品照射で報告 知見収集さらに要請