【わが国の原子力発電所運転速報】 6月利用率66%、柏崎刈羽1再開 盛夏電力需要に備え持ち直し

2010年7月10日

原産協会の調べによると、6月の国内原子力発電稼働状況は、設備利用率66.1%、総発電電力量232億4905万kWh(対前年同期比12.5%増)となった。5月に設備利用率62.1%にまで後退したが、定期検査中の東京電力の福島第二2号機と柏崎刈羽1、7号機、漏えい燃料特定調査により停止していた関西電力の美浜2号機と大飯3号機がいずれも戦列復帰し、盛夏電力需要期に向けて、やや持ち直す格好となった。


また、炉型別の設備利用率は、5月に差が3.2ポイントにまで詰まったが、同月中の関西電力大飯1、4号機再開などを受け、6月は、BWR59.7%、PWR75.1%と、再び開いた。