IHI 米ボーグル用格納容器を出荷 米国向け機器輸出は30年ぶり
IHIはこのほど、ウェスチングハウス社の受注した米国ボーグル発電所向けの最新型加圧水型原子炉「AP1000」用原子炉格納容器のボトムヘッドを出荷した。
この格納容器は、米国の大手エンジニアリング・建設会社であるシカゴ・ブリッジ&アイアン(CB&I)社から設計、材料調達、製作、輸送までをIHIが受注したもの。横浜第一工場から出荷され、米国ジョージア州サバナ港に到着予定。格納容器は完成すれば、直径40メートル、高さ66メートル、製品重量4000トンと非常に大型のため、部分ごとに出荷して2014年に出荷完了となる。
IHIが米国へ原発機器を出荷するのは約30年ぶり。また、2006年10月のPWR事業参画以来、初のAP1000用機器の出荷となる。
格納容器下鏡部の船積み