原子力委・新大綱策定会議 エネ利用で中間整理 利用率90%実現を

2011年2月25日

原子力委員会の第4回新大綱策定会議(=写真)が21日、都内で開かれ、これまでの「議論の中間整理」として、近藤駿介議長が「エネルギーにおける原子力発電について」と題する文書を説明し、概ね了承された。そこでは、まず原子力発電の特性を列挙し、?エネルギーの安定供給?地球温暖化対策?経済性――を挙げた上で、エネルギー基本計画に記載された2020年までに9基の原子力発電所の新増設、設備利用率約85%、30年までに14基以上の新増設、設備利用率約90%を実現することを目指し、総発電電力量の約5割を供給することを基本的考え方に据えた。

原子力委・新大綱策定会議 エネ利用で中間整理 利用率90%実現を