大飯3、4号機の再稼働問題 政治判断へ協議開始
政府は3日夜、ストレステスト(耐性検査)の1次評価を終了した関西電力の大飯原子力発電所3、4号機の再稼働問題を議論し、政治判断を下す初の「4大臣会合」を首相官邸で開催した。野田佳彦首相、藤村修官房長官、枝野幸男経産相、細野豪志・原発事故担当相のほか、仙谷由人・民主党政調会長代行らも出席した(=写真)。
野田首相は冒頭のあいさつで、「昨年7月のストレステストに関する3大臣会合の決定に基づき、これまで原子力安全・保安院、原子力安全委員会が行ってきた専門的・科学的な評価の内容をしっかり確認し、国民の視点から再起動に必要な安全性が確保されているかどうか、我々4大臣でしっかり判断していきたい」と述べた。今週中にも2回目以降の会合を開き、地元に納得してもらえる政治判断をめざす。