福島第一1号の5階写真 東電が公開 燃料プールフロア
東京電力は福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋5階にあるオペレーティング・フロアの状況について、気球を使った2回目の調査を8月に次いで10月24日に行った。
原子炉建屋1階から5階のフロアまで吹き抜け部分を利用して気球を上げ、放射線量や横方向に設置した高性能カメラで映像を得た。前回は気球が途中の障害物にあたって5階まで上げられなかったが、今回は成功した。
使用済み燃料プールに貯蔵されている燃料の取り出しを行うための状況調査の一環。
5階フロアには、天井クレーンなどが落下していた。放射線量は、2階部分で150.5mSv/h、オペレーティング・フロアは53.6mSv/hだった。
5階のオペレーティング・フロアの状況。気球に設置した
カメラから東方向・燃料プールのある方角を撮影したもの。