道路除染の工期半減 作業合理化システムを開発 効果を即時計測 清水建設 広範囲に威力

2013年6月19日

清水建設は10日、道路除染作業時の表面線量を、リアルタイムで計測できる「除染作業合理化システム」(=写真)を開発したと発表した。古河機械金属の開発した高性能線量計を車両に搭載し、運転席に測定データを表示させるもので、汚染度にムラのある道路表面に効率的な除染を施すことで、工期を半分に短縮することも可能だ。同システムは、原子力被災地の大熊町で効果が実証されている。


道路除染車両は、高圧水で道路表面を洗浄しながら洗浄水を回収する特殊車両で、除染作業前に実施する線量の調査結果に基づき、噴射圧や進行速度等の除染仕様を設定してきたが、道路の汚染度は一定でないことから、再除染が必要な箇所、必要以上の施工がなされる箇所が生じるなど、効率化が求められてきた。


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道路除染の工期半減 作業合理化システムを開発 効果を即時計測 清水建設 広範囲に威力