建築・都市工学の知見も 都市大・早大 地震リスクで議論

2013年12月4日

大地震に伴う建物や土木構築物へのリスク評価・耐震技術について考えるシンポジウムが11月25日、東京・渋谷区のホテルで開かれた。東京都市大学と早稲田大学の共同大学院の主催によるもので、福島原子力発電所事故を踏まえたリスク評価手法や地域防災対策に関する最近の研究成果を紹介し議論した。

シンポジウムではまず、原子力安全基盤機構(JNES)の平野光將技術顧問が、福島第一発電所の地震・津波に伴う事態の進展、安全規制の見直しの経緯について説明した上、リスク情報活用の考え方、確率論的リスク評価(PRA)の特徴と不確かさなどを述べ議論に先鞭をつけた。

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