汚染水問題に追加対策 政府・専門委 6項目に整理 広域的な遮水措置など

2013年12月4日

福島第一原子力発電所事故炉の汚染水に関する政府の専門委員会は3日、予防的・重層的な汚染水処理対策を概ね取りまとめた。9月の原子力災害対策本部による基本方針決定を受け、汚染水処理対策の「全体像」作りに向け検討を進めてきたもので、大規模津波襲来に備えた防潮堤など、6項目の追加対策をあげている。

今回取りまとめた対策では、これまでの問題が顕在化してから手立てを打つという「モグラたたき」的対応への反省に立ち、「潜在的なリスクの洗い出しに基づき、予防的・重層的な対策をとりまとめリスクを最小化すること」を目標に掲げ、地下水挙動把握、リスク評価に関する各サブグループによる検証、国際廃炉研究開発機構を通じた技術情報の公募なども踏まえ、追加対策を整理した。

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