5、6号機の廃炉を決定 東京電力福島第一 経済産業省へ申請
東京電力は18日、取締役会を開き、福島第一原子力発電所の5、6号機を廃止措置する方針を決めた。同日、経済産業省に申請を行った。来年1月末で廃止する予定。
地元の福島県大熊町と双葉町には13日に説明し、既に両町から了承を得ている。同社は既に1〜4号機の廃炉を決めており、今回の申請により、同発電所は全基が廃止されることになった。
今後両機は解体せずに、燃料デブリの取出し技術など、廃炉の研究・訓練施設に転用される予定。
5、6号機については、立地自治体の福島県双葉町と大熊町が事故後、廃炉を求めていた。今年9月には安倍晋三首相が同社の廣瀬社長に廃炉を要請していた。