海外に向け積極展開を 日立/電力システム 原子力発電、粒子線も
日立製作所の電力システム社は13日、事業戦略を発表し、原子力事業では、売上高を12年度の1600億円から、20年度には3600億円に伸ばし、うち半分は海外のエネルギーソリューション事業を受注するなど、積極的に海外展開を図っていく考えを示した。
同日、記者団に対し説明に当たった電力システム社の石塚達郎社長(=写真)は、世界の原子力発電電力量が、30年には11年の約1.6倍に増加するとの見通しから、原子力計画継続国多数との市場動向を示した上で、英国、リトアニアのプロジェクトの他、新規建設推進国への重点拡販をはかるなど、「さらなるビジネスチャンスに向け全力を挙げる」と意気込んだ。
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