「暫定保管」など社会合意を 学術会議 高レベル廃棄物で報告書

2014年10月2日

日本学術会議の検討委員会は9月25日、高レベル放射性廃棄物処分に関し、同会議が12年9月に原子力委員会からの依頼に応じて回答した「総量管理」と「暫定保管」の具体化に際し、社会的合意形成に向け解決すべき諸課題についてまとめた報告書を公表した。

学術会議が原子力委員会に対し提示した回答では、高レベル放射性廃棄物が無制限に増大することを防ぐよう発生総量の上限をあらかじめ決定すること(総量管理)、科学的に優れた対処方策を取り入れることが可能となるよう数十〜数百年間は暫定的に保管すること(暫定保管)があげられている。

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