Webサイト「原子力サプライチェーンプラットフォーム」の開設について
一般社団法人 日本原子力産業協会
日本原子力産業協会は、経済産業省資源エネルギー庁と共同で、原子力サプライチェーンの維持・強化を目的としたWebサイト「原子力サプライチェーンプラットフォーム(NSCP:Nuclear Supply Chain Platform)」を公開しました。
1.背景
日本国内では、1970年以降に運転開始した原子力発電所の多くで、原子力技術の国産化比率が90%を超えるなど、国内企業にその技術が集積されており、国内の発電所の安定利用や経済・雇用等に貢献してきました。しかしながら、東日本大震災以降は再稼働の遅れや新規建設プロジェクトの途絶により将来の事業見通しが立たず、重要な技術を持つ中核サプライヤの撤退が相次いでいます。
こうした状況を踏まえ、2023年3月6日、原子力サプライチェーン支援態勢の強化の一環として「原子力サプライチェーンプラットフォーム(以下、NSCP:Nuclear Supply Chain Platform)」が経済産業省資源エネルギー庁により設立され、当協会は共同事務局を務めることとなりました。
2.Webサイトについて
本日、経済産業省資源エネルギー庁と共同でNSCPのWebサイトを開設しました。
今後、本サイトにて、人材や技術の維持・強化に向けた各事業者の取組事例、補助金・税制に関する紹介のほか、海外の建設プロジェクトへの参画に向けた情報提供等、原子力サプライチェーンについてのコンテンツを充実させていく予定です。
NSCPは①戦略的な原子力人材の育成・確保、②部品・素材の供給途絶対策、事業承継、③海外プロジェクトへの参画支援など、サプライチェーン全般に対する支援を行うと共に、全国約400社の原子力関連企業の個別の実情に応じた積極的なサポートを行っていくこととしています。
3.関連リンク
「原子力サプライチェーンシンポジウム」の開催について(2023年2月3日)
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