第19回 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会原子力科学技術委員会 原子力研究開発・基盤・人材作業部会における和田委員発言内容
2024年3月7日開催の第19回原子力研究開発・基盤・人材作業部会において、当協会和田部長より委員として以下の発言を行いました。
期待を3点申し上げたいと思います。
一点目、2026年の運転再開をぜひ果たして、実証炉の早期実現に貢献いただきたいと思います。特に新規制基準対応の中で得られた知見や経験を、実証炉やそれに続く商用炉の安全性向上や審査対応に有効に生かしていただきたいと思います。
二点目、常陽はOECD諸国では唯一の高速炉ということで、ぜひ国際協力や、国内の研究、人材育成にも役立てていただきたいと思います。一方、運転開始から45年以上経過しておりますので、安定的に運転を続けていくためにも、高経年化対策や今後の燃料確保に十分ご留意いただければと思います。
三点目、放射性廃棄物の有害度低減や、新しい医療への貢献などは一般社会にはあまり知られていない原子力の魅力であると思います。このような利用方策を広く社会に知ってもらうことで原子力の価値・貢献を認識してもらい、将来の担い手である若い人たちを引き付けていただきたいと思います。
以上
<参考>
原子力科学技術委員会 原子力研究開発・基盤・人材作業部会(第19回)(文部科学省)
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